SAKURA TERRACE 日々のつぶやき


by sakura-terrace

カテゴリ:あそび→学び→よろこび( 3 )

先日、製本の技術を応用して本の形をした名刺箱を、美濃和紙で作るワークショップに参加してきました。
本の形の名刺箱は、箱を板紙で組み立てた後、和紙を貼り、フタの部分を本の表紙と同じ方法で作ります。箱が開かないように留めるひもは、こはぜを付けて昔のお財布の様に留めます。
以前に洋紙で作る箱のワークショップにも参加したことがあったのですが、同じような方法で作っても洋紙と和紙では作業のしやすさが全く違いました。洋紙と和紙の特徴が違うのは当然のことですが、それを改めて実感しました。ちなみに、私は和紙の方が作業がしやすかったです。
和紙は水分を吸うと、繊維がほどけやすくなって紙がもろくなりますが、板紙に貼っていく際の伸びる感じや手に馴染む感じがとても気に入りました。そして和紙は水分を吸っても、乾くと繊維が再びしっかりと絡み合い、紙としても箱としても強度が増すそうです。
普段の仕事の中では、なかなか覚えられない紙の特徴も、こんな形であればすんなり頭にも体にも入ってきて、ちょっと苦笑い…の時間でした。
by A.sakura
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by sakura-terrace | 2009-03-05 17:04 | あそび→学び→よろこび

活版印刷体験

1月30日に活版印刷のワークショップに参加してきました。
活版印刷と言えば、今も名刺印刷に代表される印刷技術です。名刺は、創業当時からの主力製品でもあり、手前味噌ながら「名刺の山櫻」で知られている会社に勤める社員としては、是非とも体験しておきたい印刷技術です。

ワークショップは荻窪にある「LUFTKATZE(ルフトカッツェ)」というデザイン・活版・雑貨のアトリエで開かれました。先生はルフトカッツェ主宰の平川さんです。平川さんには、サクラテラスの通信「Salon de Terrace」の次号の記事にもご協力いただいて、ワークショップも3回目の参加です。
【LUFTKATZEのウェブサイト】 http://luftkatze.konjiki.jp/

今回のワークショップは「初級2 縦組みと樹脂板の使い方」、ハガキサイズの用紙に鉛活字と樹脂凸版を組み合わせた版で印刷をしました。
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基本的な手順は
1.必要な活字を拾います。
2.行間や文字間を調整しながら文字を組んでいきます。
3.樹脂板をきれいに切り、メタルベースに貼り付けて活字の様な形状にします。
4.2と3で出来上がった版をハガキのサイズにレイアウトします。
5.てきん(手動の活版印刷機)に組んだ版をセットして印刷します。
6.使用した活字をばらして元の場所に戻して終了。

今回は人数に余裕のあるワークショップでしたので、特別に4のハガキサイズにレイアウトする作業も体験させてもらいました。通常のワークショップでは、この作業は先生がされます。とても簡単そうにどんどん組み上げていく姿に、自分でもできそうな気になっていましたが、とんでもない!本当に大変な作業でした。
決まったサイズに余白を作って活字をレイアウトする作業は、余白のサイズの計算が必要です。写植やDTPで文字のサイズの計算は慣れているはず、なんて高をくくっていたらとんでもない勘違い!当たり前のことですが、改めてプロとの違いを実感ました。次回は、もう少し活字の知識も頭に入れて参加したいと思います…。

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そんなこんなで、先生の手を煩わせながらも、できあがったハガキは大満足の仕上がりです(自画自賛)。
今回は実際に使えるようなデザインにしたので、早く誰かに送りたい気分です♪。
by A.sakura
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by sakura-terrace | 2009-02-04 15:46 | あそび→学び→よろこび

紙にふれる


手紙を書く、日記をつける、鼻をかむ、落書きする、
名刺を渡す、受け取る、封入したり開封UPしたり…などなど。
無意識にふれる「紙」。

今年は特に意識してふれてみたいと思います。できるだけ。
その手始めとして1月24日、文庫本製本のワークショップに参加しました。
およそ2時間半で、文庫本をハードカバー(上製本)に仕立てるというもの。
事前に、自分の好きな文庫本と、本の表紙になる布を用意しておきます。
布は初心者でも扱いやすいという、手拭いにしました。

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当日、早めに御茶ノ水の駅に到着。意気揚々と教室の扉を開くと
皆さん、お早い到着で、間もなく開始という雰囲気でした。

いよいよスタート。
1.裏打ち(布に補強用の薄紙を貼る)
これは、やったことあるから大丈夫♪と思っていたら、糊のつけすぎで
紙がシワシワに。早くも雲行きがあやしい。

2.文庫本の表紙をはがす
バリバリっと意外にすぐ剥がせて驚きです。

3.見返し選び
布の柄に合わせて、見返しの色を決めます。
好きなカードに合わせて、封筒を選ぶような楽しさがあります。

4.本文に見返しを貼る
文庫本は、量産の為、表1と表4で、大きさが微妙に違うこともあるので要注意。

5.寒冷紗・スピン・花布つけ
スピン(しおり紐)と花布は、見返しと同様、仕上がりをイメージして、
色や素材を選びます。

6.表紙寸法計算
算数が苦手な人には、難関です。しかし、これをマスターすれば自宅でもできそう。
必死にメモをとる。

7.表紙ぐるみ
1で裏打ちした布を文庫に貼ります。角の処理に匠の技有り!難しいです。
上製本を見る目が変わってしまいました。

8.溝を入れる

9.見返し糊入れ

表紙ぐるみが終わったあたりで、半ば放心状態になりつつもなんとか完成。
初回なので手作り感は多少あるものの、満足のゆく出来映えです。
気がつけば30分近くオーバーしていました。
仕事ではなく、自分のためのものづくりで、時間を忘れて集中するなんて
もしかしたら、子どもの頃以来かもしれません。マラソンの後のような爽快感です。
まさに、スポーツ。
今後も、紙をテーマにした感動体験をお届けしていければと思います。

by Y.sakura
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by sakura-terrace | 2009-01-28 18:37 | あそび→学び→よろこび