人気ブログランキング | 話題のタグを見る

SAKURA TERRACE 日々のつぶやき


by sakura-terrace

企画展レポートvol.1 『名刺のミチ 〜55×91ミリから〜』より

現在サクラテラスでは『名刺のミチ 〜55×91ミリから〜』展が開催されていますが、このブログの中でも企画展の展示の紹介をしていきたいと思います。

今回は常設展にもなっている、名刺箱の変遷をレポートします。
当社の名刺箱は、創業当時の昭和10〜20年代のひとつひとつ人の手で作られる貼り箱(現在では高級菓子の箱などに多く見られます)、東京タワーの開業の年(昭和33年)に日本で初めて当社が採用したプラスチック箱、平成に入り環境問題がささやかれる時代となり、古紙利用のできる環境に配慮した紙箱になり、そして平成17年にCIのリニューアルを機にデザインされた現在使用されている名刺箱、そしてデザイン性の高い「みずたま」と名付けられた名刺箱へと変遷しています。

名刺箱の変遷は、名刺のデザイン、世の中や時代の流れに深く関係しています。例えば、昭和の時代の名刺箱は縦型のデザインでしたが、現代では横型のデザインになっています。これは、名刺に印刷する情報の種類が変化したことに関係しています。
以前は、会社名・役職・名前・住所・電話番号と縦書きで美しく見やすいレイアウトができました。しかし時代とともに通信手段が増え、FAXやE-mail、携帯電話、URLと縦書きでは見にくい情報も増え、名刺のレイアウトも横型のものが主流になりました。そんなことから、印刷された名刺を入れておく名刺箱のデザインも縦型から横型へと変化していきました。企画展レポートvol.1 『名刺のミチ 〜55×91ミリから〜』より_c0189698_11554127.jpg

ここにアップされた画像の他にも、サクラテラスには古い名刺箱が展示されています。
そこにも時代の流れを読み取ることができる、デザインの変遷があります。
続きは是非、会場でご覧になってください。スタッフ一同心よりお待ちしております。

名刺封筒紙製品山櫻http://www.yamazakura.co.jp/
by sakura-terrace | 2009-07-28 12:33 | 展示